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自慢じゃないけど、これまで私は「子供が大好き」発言をしたことがなかった。だって、「子供が大好き」といった時点で「私ってすごくやさしいのよ」とアピールしているみたいでなんか偽善っぽいし。
「子供が大好き」と言った途端に、わかったように「君って家庭的なんだね」なんて言われたら背筋が寒くなっちゃう。「結婚して幸せな家庭を築こう」とか、いうんだろうなこういう男は。
「子供ってみーんなかわいい」と言い切れる人を目の前にすると
「ホントかよ?あの、電車の中でわめいているガキでもか?」と追及したくなるのは、まあ、私が捻くれているからかもね。
ところがである、バリに来たらマジで子供がカワイイので驚いた。
小さな輪郭にこぼれ落ちそうなパッチリ二重の目、ちょこっとした鼻、ポテッとした唇、スラッと伸びた手足。
西洋人の子供のお人形さんみたいなまとまり方とはまた違う愛くるしさ!外見も充分カワイイけれど、それにも増して躾けの良さ、性格の良さにもっと驚いてしまう。
「子供は純粋で無垢である」とはこういう子供のことを言うんだな、と納得してしまうものが確かにあるのだ。
例えば、田舎の子供。見知らぬ訪問客が来たとしよう、始めははにかんだ表情をしているが、やがて光り輝く笑顔で接してくれる。
目を見ても一点の曇りもなく、生き生きとしていて素直そうだ。
それに、親の言いつけをよく聞き、お手伝いを当たり前のようにするのには 恐れ入った。
だって、小学1年生くらいのチビッコがもう、自分の妹あるいは弟である赤ちゃんを腰にひっかけるように抱いてあやしているんですよ!
それは当然すぎるくらい当然のことで、そうしなければ親に怒られるからだと説明を受けた。
しかし、どの子もしょうがなくて面倒をみている、というのでは決してない。愛情たっぷりに接し、我先に代わる代わる抱っこをして赤ん坊をあやしている様子はほほ笑ましくなるほどだ。
大抵は兄弟がたくさんいて、誰かが誰かの面倒を見ることが生活していくうえで必要なのだと思うが、それにしてもこの子達の、素直さ純粋さは素晴らしい!
そう、バリで初めて「子供が大好き」になった自分に気づいたのだった。
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