新鮮=死んだばかり

育った環境とあまり料理をしたことがないワタシは、
「魚の内蔵を取りだすことが出来ない」
「イカの内蔵をひっぱるなんてキモチワルイ」
「肉はスーパーマーケットで買うもの」
「肉の各部の名称を知らない、ブタのヒレってお腹の肉でしょ?」
なんてことを平気で言って専業主婦の鏡から呆れられるタイプ。


そういうモノを知らないワタシが 、バリの市場へ初めて行ったときはかなり衝撃的だった。ニワトリが丸ごと積み上げられていて、それをオバサン達がナタみたいな包丁でたたき切っていたり、ブタをその場で解体していたり・・・。「こ、これは!」と気持ち悪いのを通り越して、感動すら覚える光景だった。

日本のスーパーに並んだパッケージされた肉はどれも行儀が良いけれど、バリの市場では、肉を買うときは、欲しいだけの料を伝えると、店の人が大きな塊から肉を叩き切ってビニール袋などに入れてくれるだけ。
肉は血が滴っていて、なにから得体のしれないモノが
付いたそのまま。
ヒエーッって感じでしょ?

家に帰り、料理の支度を恐る恐る始める。嫌でも肉に直接触らなければならないから、そっと掴んでみると、なんていうか、「死んだばかり」ということが視覚的にも触覚的にもよーく理解できる代物。
「ウヘェー」 とかいいながら肉を切ると、これがなかなか切れない。肉に抵抗されているみたい。

なんとか料理を終えて、早速頬張ってみると、これがメチャメチャおいしい。柔らかいし、味があるし、あんなに気味悪がっていたのが申し訳ないくらいだ。 「ヤッパリ肉は死んだばかりが一番でしょ 」と偉そうに言ってみるが、バリの女の人のように、生きたニワトリの首を切って料理するのは出来るならしたくないなー。


バリ島現地旅行会社
スカスカ・バリ