頭だけは勘弁してね!

「ちょっと聞いてよー」
この話は私の友達にもメールで緊急発信された、ショックグレードA級の話である。何がだめって、鶏の頭を丸ごと食べるなんて!そんなこと!
出来ないでしょう?

それがこちらの人は食べるんだよね。まだ17歳ぐらいの女の子が「あっ頭大好き。オイシイヨ」とか言いながら頭に噛り付き、コリコリと音を立てながらトサカを噛みしごき、「脳みそが一番おいしいよ!」と言ったときは腰が抜けそうになりましたよ!

カワイイ顔してそんなもん食えるなんて、やっぱりショック!
うへっぇ、それだけは慣れないし、慣れたくないね。

ところが後日、ダーリンがトリの肉を買ってきて、「今日はおいしいスープを作ろうね」と言う。「わーい」と喜んだのもつかの間、袋の中に頭を発見。
「おまえもか、やっぱり」と呟きながら、ズリズリと後ずさる私。

頭の処理はダーリンに任せたのだけれど、遠巻きでも料理しているのを見たのがいけなかった。
仮にも、やっぱり勉強しなきゃ、ちょっとは慣れなきゃなんて思ったものだから・・・。
だけど、くちばしを開いてナイフを突っ込み、口から割るようにして頭蓋骨まで一気に二等分したのには、血の気が引いてホントーに気持ち悪くなりましたよ。だってそいつったら薄めを開けたまま頭の上と下が切り裂かれているんだよー。ゾゾゾーッ。

無事調理が終わった鳥ガラスープは多分おいしかったのだろうけど、私が気味悪がるので背中を向けて
頭を頬張るダーリンに気を取られて、味わうどころではなかったよ。

それ以来、我が家ではニワトリの頭を買うことはなくなりましたけど。


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