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なんだか、怠け者みたいだな〜、思われているのがバリの男性達。
道端でボケーッと通りを眺めながら、とりとめのないおしゃべりに興じている様子はどう見たって働き者には見えないよね。
だけど、このおしゃべり。なかなか侮れないものがある。
バリの情報の伝達はほとんどが口コミ。そうやってボーッとしているように見えながら、実は重要な情報交換をしているのかもしれないよ!
バリでは実にゆっくり時間が流れているものだから、最初にバリに住んだときは、どうしようー!何をしたらいいのよ〜!と時間を贅沢にも持て余していたワタシである。
だって、一日何もすることがなく、何をしたらいいんだかもわからない。
これは結構苦痛でしたよ。
そして、一日のうちで何回もあるトモダチの襲撃。襲撃たって襲ってくるわけではないんだけど、いつもアポなして突然訪れては、なんの用事があるわかでもなく、おしゃべりをして適当な時間になると帰っていくトモダチの存在がとても受け入れがたかったものである。
でも、よくよく観察していると、この友達同士のおしゃべりによってかなりの情報が持ち込まれたり、持ち出されたりしていることに気がついた。
話題は最近あった事件や友達の近況など、実に多岐にわたる。
そして、なんでそんなことを知っているのよ!というくらいにあらゆることが口頭で伝えられる。
う〜ん、友達同士の貴重な情報交換。
日本だったら何かを調べたいときは、インターネットや専門雑誌などを買えば済むかもしれないが、こちらにはそんなものはナイ。
だから、トモダチに「ねえ、***のことが知りたいんだけど・・・。」と相談すればいいのである。トモダチはトモダチにそれを伝えて、そのまたトモダチにも伝わって、あっという間に欲しい答えがまわりまわって戻ってくる仕組みだ。
車を買いたいときや、オートバイを売りたい時にも同じように、トモダチにそれを伝えて、待っていれば良い。
これはかなり緻密な情報網に違いない!
逆に言うと、家にやって来るトモダチもいないようでは、バリの社会から外されてしまっていると言ってもいい程なのだ。
だから、男達は定期的にトモダチに電話をしたり、家を訪問しあったりして関係を保っている。
バリにはそれをするだけのゆとりある時間も残っているということか!
私は、というとバリ語がわからないから、コピを出して、自分の読書のために部屋に引っ込むか、話がわからないから、微妙なほほ笑みを浮かべてひたすら時間が経つのを待つかの選択を迫られる。
最近は慣れてきて、おおよそ何を話しているか解るようになったので、興味がありそうな話題の時は、首を突っ込む。自分には関係がないと明らかなときは、さっさと昼寝をする。と、ずいぶんおおらかな対応をするようになった。
これをおおらかというのか・・・・?
そんな、こんなの毎日なので、
ワタシに「いつもは何をしているんですか?」 と聞かないでください。
それを考えると夜が眠れなくなります。
コピ(※バリの甘ったるいコーヒーのこと。粉状になったコピにお湯を注ぐ)
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