|
掃除があまり好きではないことの大きな理由の一つに、掃除機のあの音が嫌いなことが挙げられる。
もう、掃除機が家の中をブオーンと音を立てて移動するだけで、腸が煮え繰り返るほどの怒りと戦わなければならない。
なんであんなにイライラする音を発するのだろう。
日曜日、子供の頃。朝寝坊の私を叩き起こすように、母親の掛ける掃除機の音が襲ってくる。耳を塞いでいたって容赦なく頭をかき回すように響く掃除機の音。あれだけは憎むべき存在だった。
ここ、バリでは掃除機なんて高級なものを使うのは金持ちのメイドがいる家だけ。普通のバリの家は床がタイル張りになっているので、ヤシの葉でできたほうきでサッサッと履き、軽く床を硬く絞ったモップで
拭くだけである。非常に簡単。しかも騒音はいっさいなし。
今まで掃除嫌いだった私が毎日機嫌よく掃除をするようになったのも、この掃除機を使わない生活のおかげ。
もし、床の汚れが目立つようなら、水をぶちまけて水遊び気分で掃除をすればいいので、楽しさ倍増だ。
バリでは洋服は濡れてもすぐに乾いてしまうし、よごれてもマンディすればいいし、あー極楽!極楽!(でも、床が滑り過ぎるので、気を付けないといけない)
バリの人々はとても清潔好きなので、毎日気がつくとサッとほうきでホコリヤ塵を履きだしてしまう。大抵朝は掃除から始まるようで、6時くらいからサッサッサッという音が何処の家庭からも聞こえてくる。
ホテルでもこの音で目を覚ました人も多いのでは?
|