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ペット・ロスという言葉が出現するほど、日本では動物がかわいがられている。私もかつてはそうだった。
家の中で飼っていたマルチーズをそれはそれは、家族全員が子供のように扱っていたもんダ。
バリでは、そんな話をすると、たちまち人々の笑いをとってしまう。
「なに?犬の葬式? 」
「犬のえさが人間と同じ食べ物だって?」
バリでは動物は人間以下の家畜であって、人間と同等に扱われたり、人間以上にお金を使うことなどあり得ないからね。
バリで見る犬はことごとく薄汚れていて、精気がなく、皮膚は病気でボロボロ、とても汚くて撫でられたものではない。
放し飼いだけれど一応、飼い主はいて、えさは人間の余り物をもらっている。
子犬の頃から一貫して人間以下の扱いを受けているので、どこか貧相というか、ビク付いているというか、とにかく、日本のワガママ放題の犬とは大違いなのだ。
ここでは、誰も犬を甘やかす人間はいないし、心の友などという特別な存在を与えられることもないみたい。
番犬として犬を飼っているというのが一番の理由じゃないかな?
それに聞いた話では、もし、犬が交通事故で死んでしまった場合、飼い主はその犬をスープにして食べてしまうことがあるんだって。うっそー。
バリイヌ災難・・・
犬肉のサテ(串に刺して焼いたもの)を出す店もあるというから、多分本当のことなんだろう。
国が違えば犬の運命も大きく違う・・・。
もし私が犬を飼ったらやっぱりワガママでプライドの高い犬になってしまうんだろうな。
せめて毎日シャンプーをしてあげたいナ。
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