儀式の時の料理作りは男達の仕事


 バリ人は生まれてから死ぬまで沢山の儀式をするんだけど、儀式の時には大体ブタの丸焼きを神様に捧げるからお金もかかります。 ブタは生きたままのブタを殺して丸太を通してホントに丸焼きをしますよ。
ブタの大きさは1.5メートル以上のもあるし、重さは100キロ以上のもあるかなー。
 ブタを殺すときはおもしろいから、バリ人の小さな子供も平気で見ているけど、日本のお客さんだったらちょっと怖いでしょ?

 ブタからは、ラワールやサテというブタを使った料理を作るんだけど、これは男の人の仕事ですよ。調味料を刻んだり、サテの串を作ったり、味付けも全部男の人がするよ。大きな儀式では大量の調味料を刻まなければいけないから男の人20人くらいで、いーっぱいのニンニク、ショウガ、バワンメラ、トウガラシ等をひたすら包丁で刻むんだよ。

 だいたい味付けはカンでしているけど、もう何回も作って慣れているから失敗することはないよ。普段の食事はもちろん女の人が作るけどお祭りの時は特別なんだ。女の人はお菓子だったら儀式の時も作るかな。お菓子はお客さんにご馳走するために作るんだよ。

 ブタの丸焼きは「バビ・グリン」という名前でお店でも食べることが出来ますよ。ウブドゥにおいしくて有名なバビ・グリンのお店もあるよ。皮がパリパリしていて、肉が柔らかくてご飯と混ぜるとすごくおいしいよ!


ワタクシ、日本人妻ヒロミの感想・・・・

 バリの男の人って起用っていうか、たくましいっていうか力仕事や大工仕事が平気で出来ちゃうんだよねー。家の修理もほとんど自分でするし、お金がかからないように自分で考えて、自分でなんでもやってしまうの。
旦那様としては頼りがいがある〜なんて思うデショ?
でもネ、家事はやっぱり奥さんの仕事だから、あまり手伝わない人が多いんじゃないかな〜。子供の面倒はよくみるけどね。

 玄関の前でボケ〜ッと座ってたり、男の人が憩い場みたいなところで、日がなおしゃべりばかりしている光景もバリではよく目にするでしょ?
仕事はないんか?他にすることはないんか? って思ったりして・・・。
まあ、人の勝手ですケド。

 ところがですね、儀式やお祭りの時となると、料理とかテキパキとこなしますよー。ブタの丸焼きはもちろん、ラワール(ブタの血を混ぜた料理)やサテなどの料理、これは男性の仕事なんですねー。
ちゃんと自分のナイフ(包丁)持参でやって来て、ひたすらトントン調味料を刻んでます。

 テジャクラのような田舎だと、なんでも自給自足だから欲しいものは工夫して手に入れる! たとえば、料理の燃料はヤシの実の硬い皮で、それを大量に中身から外すのも相当の力仕事。田舎にはガスレンジなんてないもんねー。
 
 だから大量に燃料を必要とする儀式の時などは、ヤシの実の皮が、家の裏に山となって積み上げられるわけです。
それを軽々と男の人二人でこなしちゃったりするから、またビックリ。
そのビックリの男の人ってスカスカのトーちゃんなんですけどね。
もう、60歳以上なのにバリバリ現役で働くんですよねー。ステキ!

 バリもデンパサールのようにほぼ都会化している所とスカスカの田舎、テジャクラのように、ほのぼの田舎な所では、だいぶ印象が違います。
きっと、人の考え方だって違うんでしょうねー。
 

 私の周りのバリ人は、つまりスカスカの親戚達はメチャクチャ純粋で、賢くて素敵な人達ばかりだから、バリの男性って優しくてイイナって思っているんですけど・・・。
そうでない人達もいっぱいいるそうですから、巡り合わせですかね?


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