家族の楽しみは
みんなが集まって話しをすること


 ワタシの家族だったら、やっぱりオダランや儀式があるときにみんなで集まって話しをすることが楽しみかな。普段はデンパサールやシガラジャで仕事をしている兄弟がテジャクラに集合するんだヨ。
オダランの時は女の人はお供えを作ったり大変だけど、やっぱり手を動かしながらあれこれ世間話をするのは嬉しそう!

 子供達も親戚からもらったお小遣いで出店で買い物をしたり、お寺の周りで売っている駄菓子を食べたり、普段とは違ってワクワクするのがお祭りの時なんだよ。

 ワタシの家族は冗談が大好きだから、話しはとても面白いよ。それにとても仲がいいんだ。デンパサールにいるときも兄弟と二週間以上会わないなんてことはないくらいだよ。

 兄弟の数は全部で7人。本当は8人だったけど、最初の子供は死んじゃったんだって。テジャクラみたいな田舎だったら今でも子供が沢山いる夫婦がいるけど、最近はだいたい二人作ったらもう生まないでくださいと政府にお願いされているよ。

そうそう、子供が出来るのもみんな楽しみにするよ。結婚したら早く子供が欲しいと思うんだ。ワタシ?まだまだ。そのうちね。

 お父さんはもう年寄りだから、心配して兄弟はみんな畑仕事を止めてもらいたいんだけど、言うことを聞かないんだ。兄弟はみんな成功して仕事をもっているし、お父さんが働かなくても大丈夫なんだけど、家でじっとしていると時間がたつのが遅すぎて耐えられないんだって。

 お母さんはそんなお父さんのことがやっぱり心配だけど、しょうがないねって言ってるよ。お母さんは昔からとても優しいよ。いつも子供のことを心配しているから、毎日子供のためにお祈りも欠かせないんだよ。


ワタクシ、日本人妻ヒロミの感想・・・・

 バリでは宗教のことがすごーく大切で、みんな神様のことを信じているし、結婚する前はそんなところに飛び込んで大丈夫かな?と心配していたのね。
でも、お寺にお参りするときも、なんだかホンワカしていて、いいムードなんだよねー。厳格な雰囲気とかはなくて、お坊さんとかもニッコリしていて優しそうだし、あっこれなら大丈夫なんて思っちゃった。

 日本では神様のことなんて、考えなかったし、宗教的な行事もお葬式くらいでなーんにも宗教との接点がなかったんだけど、バリではまず生活の習慣からして宗教に基づいているのかな?とあれこれ心配していたんだけどねー。
飛び込んでみたら案外自然に宗教と仲良くすることが出来たみたい。
これから宗教の教義については後ほど勉強することにして、まずは宗教に慣れることからかな・・・。
バリのヒンドゥー教って押し付けがましくなくて、寛容で、しかも楽しいんだもの。

 楽しいというと誤解があるかな?だけど、本当にお寺にお参りするときとか儀式に参加するときとか楽しい雰囲気なんだヨ。
家族が集まってワイワイおしゃべりをしながら、いろいろな準備をするんだけど、式服に着替えるときだって、新しいクバヤの話題で盛り上がったり・・。
とにかく、バリの人って楽しむことの天才なんだよね。

 テジャクラの子供たちもお寺でお祈りするのが好きみたい。家族が集まるだけも嬉しいし、お菓子を買ってもらったり、普段会えない親戚に遊んでもらったり・・・。
それでもって、家族みんながおしゃべりが大好きだから、夜は宴会になって大きな笑い声が夜遅くまで続くんだけど、みんな本当に楽しそう。
見ていても冗談ばかり言ってる。それにさ、子供からお年寄りまで年齢の隔てなんかぜんぜん気にしないで話しをしているのもビックリ。

 こんなに仲が良い家族なんて、見たことも聞いたこともなかったな〜。
だから、バリ語がまだわかんなくても、その場にいるだけでなんか幸せな気分になっちゃうんだよ!


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